上手な子は〈○○○○○〉練習をしている【①全国大会A1級】

2026年08月20日 21:27

ピティナ・ピアノコンペティションの全国大会を聴きに行ってきました。


全国大会まで進んだ子どもたちの演奏を聴いて、
結果として感じたことは、特別な子だけが特別な場所へ行くのではないということでした。


全国大会に行くことだけが全てではありません。

コンクールに出ることも、予選を通過することも、入賞することも、その子の音楽人生の中の一つの経験に過ぎません。

でも、全国大会に限らず、予選を通過する子、選ばれる子と、そうでない子の間には、やっぱり何かしらの積み重ねの差がある。

今回たくさんの演奏を聴いて、私はその一つが、
「日頃の地道な練習」なのではないかな
と改めて感じました。


ハノンやスケール。
何度も繰り返す部分練習。
ゆっくり弾く練習。
リズムを変えて弾いてみる練習。
苦手なところを何度もやり直すこと。
レッスンではできなかったワークを、家でコツコツ進めること。


華やかなステージでの演奏とは正反対の、地味で、時にはちょっと「つまらない」練習です💦

そういう一見地味な練習の積み重ねが、少しずつ演奏するための土台をつくっていく。
指が動く。
音がきれいになる。
楽譜を読む力がつく。
音を聴く力がつく。
自分の思ったことを音にできるようになる。

その一つひとつが積み重なった先に、表現力や演奏力が育っていくのだと思います。



実際、教室の生徒ちゃんの中でも進んでいる子は
「楽しい練習だけをしている」
わけではありません。

むしろ、上手な子ほど、誰にも見えないところで地道なことを繰り返しています。



だからといって、子どもに
「上手になるためには、つまらない練習を我慢してやりなさい」
と言いたいわけではありません。

ここに、指導者の大きな役割があると思っています。

なぜ、この練習をするのか。
これができるようになると、どんなことができるようになるのか。
今弾いている曲の、どこにつながっているのか。

それを子ども自身が理解できるように伝えてあげる。

そして、
「昨日よりできるようになった!」
「この音、前よりきれい!」
「ここが弾けるようになった!」
という小さな成長を、一緒に見つけてあげる。

そうすれば、最初は「つまらない」と思っていた練習も、「もっとできるようになりたい」と変わっていくことがあると信じてます。


私は、子どもたちの可能性を最初から大人が決めてしまいたくありません。

「プロになるわけじゃないから」
「楽しむ〈だけ〉いいから」

このような理由で、最初から目指す場所を低く設定してしまうのは、少しもったいないと思っています。

もちろん、全員がプロを目指す必要なんてありません。
全国大会を目指す必要もありません。
コンクールにと全員が出る必要だってありません。

でも、
「この子はここまででいい」
と、大人が先に限界を決めてしまう必要もないと思うのです。


今は趣味でピアノを楽しんでいる子が、何年後かには思いもよらないほど弾けるようになっているかもしれない。

今はまだ楽譜を読むのが精一杯の子が、いつか人の心を動かす演奏をするかもしれない。

その可能性を広げるために、今できることを一つずつ積み重ねていく。

そのための基礎を、私はできるだけ丁寧に身につけさせてあげたいと思っています。



全国大会を聴いて、改めて感じました。

「特別な子だけが、特別な場所へ行く」のではなく、日々の積み重ねが、その子の行ける場所を少しずつ広げていく。

だからこそ、普段のレッスンが大切。

コンクールに出るかどうかに関係なく、毎日の練習が大切。


そして、その練習を「やらされるもの」にするのではなく、
「できるようになりたいから、やってみよう」
と思えるように導くことも、私たち指導者の仕事だと思っています。


子どもたちが今、どこまで行けるのかは誰にも分かりません。
だから私は、最初から可能性に蓋をするのではなく、
「本気でやってみたら、ここまで来られた!」
という経験を、一人でも多くの生徒さんにしてほしい。

全国大会を目指すことも、そのための一つの道。
コンクールに挑戦することも、そのための一つの道。

そして、コンクールに出なくても、日々のレッスンの中で「昨日の自分より上手になった」と感じることも、同じように大切な一歩です。


私自身も、これからもっと学び、もっと子どもたちの可能性を引き出せる指導者になれるように。

全国大会でいただいたたくさんの刺激を、またこれからのレッスンに生かしていきたいと思います🎹

浦安市のJ:COM浦安音楽ホール コンサートホール。
とっても素敵な会場でした💓

B級についても感想ブログを書きますので、
読んで頂けたら嬉しいです♪

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